WordPressを使って企業(コーポレート)サイトを作るとき、どんなテーマを選べばよいか迷ってしまいませんか?
- 商用利用して良いテーマはあるのか?
- 企業サイト向けのテーマはあるのか?
- 無料のテーマでも問題ないのか?
など、いろいろと気になることは多いでしょう。
WordPressは基本的にブログ向きのテーマが多いとはいえ、コーポレートサイト向きのデザインも多くあります。
適切なテーマを選べば、おしゃれで信頼性のあるコーポレートサイトが簡単に作れるはずです。
ここでは、企業向けのおすすめWordPressテーマを紹介します。無料のテーマだけでなく有料のテーマも紹介するので、気に入ったデザインや使いやすいテーマを見つける参考にして下さい。
【無料】企業サイト向けのおすすめWordPressテーマ
それでは、さっそく企業サイトにおすすめの無料で利用可能なWordPressテーマを紹介していきます。
ここで紹介するテーマは以下の4つ。
- Lightning
- Xeory Extension
- Sydney
- Astra
無料のテーマは費用がかからないというメリットはありますが、サポートが殆ど期待できない点がデメリットです。
中にはテーマの更新が殆どされていないものもあるので、エラーや不具合の少ないテーマを選ぶためにも、なるべく更新頻度が高いテーマを選びましょう。
それでは、1つずつテーマの特徴を御紹介します。
【Lightning】拡張性が高く企業サイトが簡単に作れる!
Lightningは無料で使える商用利用可能なテーマです。無料の企業サイト向けテンプレートが用意されているので、デモサイトと同じ状態からスタートすることもできます。
Lightningはシンプルなデザインのテーマですが、機能を拡張するためのプラグインが豊富なことも特徴の1つ。
無料で利用できるプラグインをインストールするだけでも企業サイト向けの機能が追加され、ブロックエディター対応なのでカスタマイズも簡単です。
ただし、Lightningは有料の追加プラグインも用意されていて、無料版で利用できる機能は限られています。
細かいところまでこだわってページを作りたい場合は有料のプラグインが必要になりますが、サブスクプランなのでコスパが良いとは言えないでしょう。
【Xeory Extension】企業サイト+ブログを運営するならコレ!
Xeory Extensionは企業サイトとブログを同じサイトで利用したい方にぴったりで、管理画面から必要な情報を入力するだけで企業サイトが簡単に作成できます。
CTAやメルマガフォームが設置できるLP(ランディングページ)作成機能もあり、ブログ記事などからサイトに集客した見込み客を収益化につなげることも可能です。
Xeory Extensionはブログ(投稿ページ)を利用するのが前提としたデザインなので、企業サイトだけ用意したい方には使いづらいテーマかもしれません。
また、デザインやレイアウトのカスタマイズにPHPやCSSなどのコード編集が必要で、ある程度プログラミングの知識がないと難しいでしょう。
【Sydney】動きのあるヘッダー画像でおしゃれな企業サイトがつくれる!
Sydneyは無料で使えるWordPress公式テーマで、トップページの画像やテキストをスライドさせる機能が特徴。
企業サイトのような1カラムのページにはぴったりの機能で、動きのあるおしゃれな企業サイトが簡単に作成できます。
また、Sydneyはプレビュー画面を見ながらカスタマイズができるので、複雑なコードの編集をしなくても簡単にデザインやレイアウトの変更が可能です。
Sydneyは日本語対応済みの海外製テーマなので、基本的な操作は国産テーマと変わりませんが、日本語のマニュアルなどは用意されていません。
日本のユーザーが使い方を解説しているサイトなどはありますが、全てが解決できるとは限らないので、その点には注意が必要です。
【Astra】テンプレートが豊富でelementorやWooCommerceも使える!
Astraは日本語対応されている海外製のWordPress公式テーマで、世界中のユーザーから高い評価を得ている人気テーマです。
AstraはElementorやGutenberg、WooCommerceといったページビルダーに完全対応していて、おしゃれな企業サイトを簡単につくることができます。
また、有料や無料のテンプレートが100種類以上準備されていて、1クリックで気に入ったデモサイトと同じ見た目にすることも可能です。
無料で利用できるテンプレートも多いので、とにかく簡単にサイトをつくりたい方にもおすすめできます。
Astraは無料で利用できる優秀なWordPressテーマですが、日本語のマニュアルなどがなく、日本人ユーザーもかなり少ない点には注意してください。
わからないことがあれば英語のページを翻訳して調べたり、テーマ自体を使いこなすにはいろいろと不便な点が多いかもしれません。
【有料】企業サイト向けのおすすめWordPressテーマ
続いて、企業サイトにおすすめの有料WordPressテーマを御紹介します。
特におすすめのテーマは以下の4つです。
- SWELL
- Emanon
- TCD
- LIQUID PRESS
有料テーマはマニュアルやサポートが用意されている場合が多く、操作方法やカスタマイズでわからないことがあってもすぐに解決できるのがメリット。
また、テーマのバージョンアップや不具合の修正などの対応も早く、企業サイトにも安心して利用できるでしょう。
それでは、1つずつ簡単に特徴を紹介していきます。
【SWELL】おしゃれな企業サイトも作れる人気テーマ!カスタマイズも超簡単!
SWELLは今人気の有料テーマで、ブロックエディターが圧倒的に使いやすいのが特徴です。
SWELLといえばブログのイメージがあるかもしれませんが、フルワイドブロックを中心に組み立てていけば1カラムのおしゃれなコーポレートサイトも楽々作れます。
SWELLはカスタマイズも基本的にコード編集が必要なく、プレビュー画面をみながら変更できるので、初めて企業サイトをつくる方にもおすすめです。
また、SWELLはマニュアルやフォーラムといったサポート体制も充実していて、アップデートや不具合への対応もかなり頻繁に行われています。
迅速な対応がされているということは、企業サイトをつくるうえで重要なセキュリティ面も安心して利用できるでしょう。
公式サイトも当然SWELLで作成されているので、企業サイトをつくるうえで参考になると思います!
【Emanon】上品なデザインが企業サイトにピッタリ!集客から収益化までの機能も充実!
Emanonはビジネスサイトや企業サイトに人気の有料テーマで、落ち着いた上品なデザインが特徴です。 Emanonは100%GPLライセンス採用しているため、使用の制限は基本的になく、商用利用も問題ありません。
Emanonは標準でメールフォーム付のLPが作成出来たり、問い合わせや申し込みが発生しやすい企業サイトが作りやすいテーマになっています。
Emanonには3種類のテーマが用意されていますが、企業サイトをつくるなら「Emanon Business」がおすすめ。
フロントページには6種類のファーストビューから好きなデザインを選び、必要なセクションを設置するだけで簡単に思い通りのページが作成できるのが特徴です。
Emanonにはメールサポートもついているので、初めて企業サイトを作成する方にも安心して利用できます。
【TCD】ジャンルに合わせてテーマが選べる!高クオリティな企業サイトも簡単作成!
TCDシリーズのテーマは70種類以上も用意されていて、業種や目的に合わせて1つずつ作られています。
コーポレート向きのテーマだけでも28種類あり、どのようなジャンルであってもTCDならきっとぴったりのテーマが見つかるはずです。
TCDシリーズはどのテーマも完成度が高く、上場企業のコーポレートサイトでも通用するサイトが初心者でも簡単に作れます。設定マニュアルやメールサポートもついているので、安心して利用できるでしょう。
TCDのテーマはそれぞれ価格が設定されていて、7,980円(税込)~49,800円(税込)まで幅広い価格のテーマがあります。
購入したテーマは複数のサイトで利用できますが、TCDはテーマごとにコンセプトが決まっているので、ジャンルが異なる企業サイトを作成するには不向きな点に注意して下さい。
【LIQUID PRESS】多言語化に対応したカスタマイズしやすい多機能テーマ!
LIQUID PRESSは複数のテーマが用意されていて、用途に合わせてテーマを選べるのが特徴です。
企業サイトをつくる場合は「CORPORATE」を選択することになると思いますが、多言語化に対応した多機能なテーマでカスタマイズも簡単にできます。
GPLライセンスを採用しているので商用利用や複数サイトへの使用も問題なく、価格も10,890円(税込)と有料テーマにしては比較的安いので、コスパの良いテーマと言えるでしょう。
WordPress使い方マニュアルやデモサイトの設定内容一覧もついていますが、サポートが30日間となっている点には注意してください。
LIQUID PRESSには全てのテーマが使い放題のサブスクリプションプランもあり、継続的なサポートを受けたい場合はサブスクプランがおすすめです。
企業サイトに利用するWordPressテーマの選び方
WordPressは基本的にブログサービスですが、企業サイト向けのWordPressテーマもあり、実際に多く企業がWordPressでサイトを作成しています。
とはいえ、どんなテーマでもいいわけではなく、企業サイトとして利用するテーマは最低限以下の点に注意して選びましょう。
- 商用利用が認められているか
- サポートがしっかりしているか
- テーマの更新は頻繁にされているか
WordPressは使用方法や目的を制限しないGPLライセンスを採用しているテーマも多いですが、商用利用可能かどうかは念のため確認は必要です。
サポートに関しても当然あったほうがいいですし、不慣れな方はカスタマイズしやすいテーマを選ぶと良いかもしれません。
また、企業サイトとして一番気を付けなくてはならないのはセキュリティ対策であり、テーマの更新が殆どされていないようなテーマは避けた方が良いでしょう。
WordPress自体も頻繁にアップデートされているので、それに合わせてすぐにアップデートされるテーマを選んだ方がセキュリティ面でも安心です。
WordPressで企業サイトを作るメリットとデメリット
WordPressで企業サイトを作成するまえに、メリットとデメリットをよく理解しておく必要があります。
企業サイトをWordPressでつくるメリットとデメリットを簡単にまとめると以下の通りです。
メリットについては見た通りなので説明を省きますが、WordPressで企業サイトを作成する際は特にセキュリティ対策はしっかりしておきましょう。
WordPressは世界中で利用されているサービスだからこそ、ハッキングなどのターゲットになりやすいです。
最近はセキュリティ対策プラグインなどで簡単に対策できるようになってきていますが、乗っ取りやデータの改ざんなどをされれば企業としての信用も下がるので十分注意してください。
また、WordPressはアップデートが頻繁におこなわれるため、その都度エラーや不具合も起きやすく、定期的なメンテナンスは必要になります。
WordPressは無料で利用できるサービスではありますが、何か起きても基本的には自分で対処することになる点にも注意しましょう。
【参考】実際にWordPressを使っている企業サイト例
WordPressでサイトを制作している企業は多く、誰もが知っている有名な企業のサイトもWordPressでつくられていたりします。
最後に一例としていくつか御紹介しますので、これから自社のサイトをつくる際の参考にしてください。
まとめ
WordPressは企業サイトをつくるのも簡単で、実際に大手企業でもWordPressで作成されたサイトは多くあります。
WordPressのテーマには無料のものと有料のものがありますが、企業サイトに利用するのであれば、テーマの更新頻度やサポートがしっかりしている有料テーマがおすすめです。
特におすすめの有料テーマは以下の4つ。
- SWELL
- Emanon
- TCD
- LIQUID PRESS
カスタマイズもしやすくおしゃれなサイトが簡単に作れるテーマなので、これから企業サイトを作成する際はテーマ選びの参考にしてください。
また、有料テーマと無料テーマの違いについては下記の記事でも解説しています。それぞれのメリットとデメリットを知りたい方は併せてチェックしてみてください。